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Channel: 夢見る税理士の独立開業繁盛記
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[雑感いろいろ]やっぱり「入るを量りて出ずるを制す」かな

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先月初めに島根まで経営改善計画書の作成研修を受けに行ったので、その後エクセルで経営改善計画が組めるようなシートを作っているのですが、なんとなく形になってきました。

f:id:kobarin:20131101212103j:image

経営計画を手作業で作成していると、複数年にわたる減価償却費の計算や固定資産の取得・廃棄、借入金や利息の計算、将来の消費税や法人税といった税金計算などが面倒なのですが、それを自動計算できるようにしてみました。

またその上で経費計画や、運転資金の見直しを行うと、将来5年分の損益計算書、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算をかんたんに作成できるようにしています。


ただ財務的な数字を作ることができても、一番大事なのは、実現可能な売上と経費の計画を作成して、それに近づいていくためのアクションプランを作成することです。

税理士がお手伝いすると「借入金が返済できるように」、「資金繰りが回るように」というところから出発して、売上と経費の金額を作っていくことになるのですが、そうなると「入るを量りて出ずるを制す」。今の収入でやりくりできるよう、経費や運転資金の削減で縮小均衡を図る計画になりがちです。

面白味のない計画ですが、経費の削減は会社の裁量・努力でできることも多いのでアクションプランも立てやすい一方、収入を増やす計画はどうしても捕らぬ狸の皮算用で見込に頼ってしまう部分が多くなってしまいます。

よく主婦向け雑誌などにあるサラリーマンの家計相談の場合、収入である給与は頑張っても増やせないので、対策は支出をいかに削るかの対策に限られてきてしまいます。

会社の経営改善計画を同じ感覚で作っていいのかなと思うこともありますが、実現可能性が高い計画はやっぱり「入るを量りて出ずるを制す」の方がいいのでしょうか?もっといろいろな実践事例を確認したいところです。


神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です


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