エクセルの賃上げ促進税制計算シートを作ってみました
令和4年4月以降から開始される「賃上げ促進税制」ですが、集計作業がかんたんにできるエクセルシートを作ってみました。二期分の給与の金額を月ごとに入力すると、必要な数字が集計され、別表様式のシートに転記されるようになっています。今回は大法人向け制度は二年前の継続雇用者の考えが復活し、継続雇用者給与等支給額が、前期比3%以上増加→雇用者給与等増加額の15%を控除継続雇用者給与等支給額が、前期比4%以上増加...
View Article専用システム・サービスを有償で使うか、無償でエクセルの索引簿、ファイル名変更で対応するしかないですよね
来年の春ごろに所属する支部で電子帳簿保存法の研修をさせていただけそうになったので、義務化される電子取引データ保存に重点を置いた研修ができればいいなと、ぼちぼちとレジュメなどを作っています。具体的な電子取引データの保存のやり方の前に、一応かんたんな電子帳簿保存法や電子データ保存の概要の解説なども作成しているのですが、電子取引データの保存要件である真実性の要件と可視性の要件を見ていても、対策の選択肢は結...
View Articleインボイス登録番号から、得意先名を自動取得できるようにしてみました
私の事務所のHPで公開しているエクセルファイル「電子取引データ索引簿作成&ファイル保存シート」。PDFの電子取引データを放り込めば、自動で検索要件を満たす索引簿とかを作ってくれるアプリとかがあればいいなあと作っているのですが、今回インボイス登録番号から、得意先名を自動取得できる機能をつけてみました。インボイス登録番号が記載された請求書などのサンプルがないので、とりあえず私自身のインボイス番号を使った...
View Article久しぶりに研修講師
今月の27日に、所属する支部の研修会で久しぶりに研修講師をすることになりました。研修テーマは電子帳簿保存法のうち、電子取引データの保存方法とデータの活用方法。前半の研修会で、電子帳簿保存法における電子取引データ保存の概要を説明した後、後半は相談会として、次の動画のような自動でPDFファイルから「取引日付」、「金額」、「取引先名」を抽出し、検索要件を満たす索引簿の作成とファイルのリネームを行うExce...
View Article猶予措置って、誰かにプラスになることあるのかしら?
前回の日記にも書いていた、所属する支部での研修会が終わってほっと一息。人前で話をするのはやっぱりなかなか慣れないですよねえ・・・。レジュメに沿って話をしていくのがいっぱいいっぱいで、立て板に水といった感じで話をするのはなかなかできません。研修が終わったところで、国税庁HPに新しい電子帳簿保存法のパンフレットがアップされているのに気づいたのですが、終わった研修と同様来年の1月から義務化される電子取引デ...
View Articleメリットがないと、テンション低い・・・
再来月からのインボイス制度が迫ってきて、インボイス制度とともに電子帳簿保存法の話をする機会が増えてきました。電子帳簿保存法といっても電子取引データ保存の話しか課題になりませんが、次のように色々なパターンがある保存方法。だいたい1番の「完全な検索機能を備えた原則的な方法」か、5番の「猶予措置」の二択になったうえで、「どっちも嫌だけど、とりあえず猶予措置でいいかな」という結論になる場合が多い感じです(^...
View ArticleNASでスキャナ保存?そんな方法もあるんだ
私の書いた本新版 3日でマスター! 個人事業主・フリーランスのための会計ソフトでらくらく青色申告 ダウンロードサービス付作者:小林 敬幸あさ出版Amazonですが、今年も増刷していただけることになりました!ありがとうございますm(_...
View ArticleNASだと客観的な時刻証明機能は難しいのかしら・・・?
前回書いたNASでスキャナ保存ができるかなあという話。実際にスキャナ保存の要件を満たすのかしらと、Synology社のNASの訂正削除ができなくなる「WriteOnce」の機能や、ScanSnapとの連携について解説されたネット記事があったので読んでみました。internet.watch.impress.co.jpスキャナ保存の要件には、次の国税庁のパンフレットのように訂正削除の禁止(ヴァージョン管...
View ArticleエクセルのOCR(画像からのデータ取得)は、データ取込に使えるか?
前回の日記で「ScanSnap単体で「日付_金額_店名」でOCRをかけると、手書きの領収書以外は結構いい精度で取り込めるんですよね」と書いたのですが、しばらく前にその話を知り合いの税理士さんにしたところ「90%合っていても10%間違ってたら、その間違い探すのに手間がかかるから使えないわ」みたいなことを言われたことがありました。確かに金額微妙に間違えたまま取り込んでしまって、あとで間違い探しで訂正とい...
View Articleもっと安価にデータ抽出する方法はないのかしら?
昨年の夏から近畿税理士会の情報システム部の末席に参加させていただき、税理士業務周りの様々なデジタルサービスについて教えてもらう機会が増えています。先週も視察ということで、中国税理士会が開催された「税理士業務のデジタルフォーラム」にお邪魔して、いろいろな業者さんのサービスを見せていただくことができました。税理士法が改正されて、税理士の業務に「税理士は電磁的方法の積極的な利用その他の取組を通じて、納税義...
View Article赤字でも欠損金あっても毎回申告することになるのかな?
令和6年4月以降開始分から改正になった賃上げ税制。エクセルで別表の形式を作ってみました。現行の制度についても、この別表の形式で申告できるようになってるのですよね。集計方法は改正後もあまり変わりはないのですが、大きいのは中小企業については控除不足額を5年間繰り越しできるようになったことでしょうか。現行の制度でも、周りの税理士さんに話を聞いてみると「所得ゼロでも、ひっくり返って所得でる可能性があるときは...
View Article少しのことにも先達はあらまほしき事なり
先月の日記で「無料のGoogleドキュメントのサービスでレシートをOCRできないかなあ」ということを書いたのですが、実際自動でできるのか試してみました。GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートは「Google Apps...
View ArticleChatGPTってこんな感じで使うんだ!
前回の日記の続き・・・。Googleドキュメントの機能を使って、レシートから会計ソフトへの入力に必要な情報を抽出できないかなあと試行錯誤していたのですが、自動で抽出したデータを改行ごとに区分してGoogleスプレッドシートのセルに入力することまでできた感じです。この次は正規表現を使えば、「インボイス番号」とそこからの「登録事業者名」、あと「取引日付」はおおよそ自動で抽出することができるでしょうか?取...
View Article小人さんが代わりに仕事を・・・
前回に引き続き、レシートや領収書から自動で取引データを抽出してみる実験・・・。次は取引日付を自動で抽出できるかトライしてみました。インボイス番号に比べると表記のゆれがあるのでちょっと悩みましたが、おおむね抽出できるようになった感じです。動画だとこんな感じ。www.youtube.comお客様がScanSnapでレシートをスキャンしてGoogleドライブに保管したら、それをトリガーに自動でデータ化。税...
View Article楽なようなおバカになっていくような・・・
前回に引き続き、GASを使ってレシートから取引データを自動抽出する実験。だいたい取引金額は抽出できるようになった感じです。レシートのレイアウトが取れないので難しいかなと思っていたのですが、手元のレシートでの実験だと文言だけでほぼ上手くいく感じですね。単一税率だったら、これだけで終わりなのに…。次は税率と税率ごとの取引金額をどうやって抽出させればいいのかな?ただChatGPT先生にコードの書き方を教え...
View Articleレシートから税率ごとの取引金額を取得するには・・・
このところ仕事の合間にちょっとづつ試してみている、レシートから取引データを自動取得する実験。取引金額を取得できるようになったので、次は消費税率と税率ごとの取引金額を取得できるのか試行錯誤中です。・レシートが単一税率か複数税率かを区分して・レシートから税率と税額か、税率ごとの課税対象額の情報を取得して、・複数税率の場合には、その情報から税率ごとの取引金額を取得するみたいな流れで何とかかなるかしら?うち...
View Article税率ごとの取引金額の自動取得は難しい・・・
先日より引き続き、レシートから仕訳に必要なデータを自動取得できるかどうかの実験。色々なレシートを集めては、うまく取得できるか試行錯誤中です。一番難しいかなと思っていた税率ごとの取引金額の自動取得ですが、予想通り領収書のレイアウトが取れないと、文言だけで税率ごとの金額を取得するのはなかなか難しいですよね。おおよそはうまく判定できているような気がするのですが、レシートによって記載の仕方がバラバラなのでや...
View Article自分専属のプログラマーができたような気分
先日からのGoogleドキュメントのOCR機能を使った、レシートの自動データ化の実験。やっぱり税率ごとの取引金額の取得が難しいですよねえ・・・。レシートごとの書きぶりの違いを、できるだけ同じような表現に近づけてから判定させてみるのですが、インボイス番号や日付、取引金額の取得よりも大分手こずる感じです。しかしChatGPTにはずっと感心させられっぱなしです。正規表現、自分で書いてても何をやってるのかす...
View Article登録事業者名に屋号を追加できるようにしてみました
またまたレシートOCRの実験の続き・・・。インボイス番号からインボイス登録事業者名はAPIから取得できるのですが、フランチャイズのお店などの場合事業者名と屋号が違う場合が当然あるわけで・・・。このままだと事業者名から勘定科目を紐づけるのに支障が出てしまうので、事業者名に屋号を追加でつけるようにしてみました。あらかじめ屋号テーブルにレシートに含まれる屋号名を登録しておくと、それを自動で事業者名のあとに...
View Articleレシート内の文言で科目推測の精度は上がる?
最近すき間時間を見つけては遊んでいる、OCRでのレシートデータ取込実験。次は取り込んだデータに、自動で勘定科目をあてはめることができるか挑戦してみました。摘要に含まれる文言がテーブルにあった場合に、税率ごとに対応する勘定科目を引っ張ってくれれば成功です。結果としては、あっけなく上手くいったような・・・。本当GASは初めての言語なのに、ChatGPTのおかげでエラーに悩むことなくスイスイと進んでしまい...
View Article次はUIかな?
また前回に引き続き、GASを使ったレシート自動OCRの実験。抽出は大体うまくいくようになった感じなので、仕訳作成に必要なデータをテーブル形式に保存する機能も作ってみました。これだけあれば、あとはボタン一つで会計ソフトの仕訳に変換するのもあともう一歩という感じがします。ただ取込精度が100%ではないので、使う人が確認したり修正したりできる画面が必要ですよね。分かりやすいUI画面が作れればいいなあと思っ...
View ArticleOCRした結果と画像を確認・修正できる画面を作ってみました
前回次はUIかなと書いた、レシートOCRの実験の続き。取り込んだデータのリストと、レシート・領収書の画像が表示され、データの修正も行えるような画面を作ってみました。OCRしたデータの一覧が右側に表示され、そのデータをクリックすると左側に対応するレシート・領収書の画像が表示されるようになっています。www.youtube.com一応ここでOCRしたデータの金額などをチェックして、仕訳データを出力できる...
View Articleデータの修正保管とCSV出力する機能をつけてみました
前回に続いて、GASのOCRでデータ化したレシート・領収書を、会計データに変換する実験。取り込んだデータを修正して保管する機能とCSV出力する機能をつけてみました。GASが自動で取り込んだ日付や金額、摘要などを証憑画像を確認しながら修正し、その結果を保存。またCSV形式で出力できるようなっています。www.youtube.comあとは弥生会計の仕訳形式で出力できるような機能もつければ、そのまま会計ソ...
View ArticleGoogle Workspaceは、JIIMA認証取ってるから・・・
先月から今月にかけて、近畿税理士会が開催している「業務デジタル化体験型セミナー」というイベントのお手伝いをしています。私はペーパーレス化のお手伝い担当としてScanSnapを使って紙資料をデータ化したり、データを直接Google Driveなどの一般的なクラウドストレージに飛ばして共有する実演などをしているのですが、その中で「証憑データをGoogle...
View Article「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」のUIを作ってみました
GASの習作がてら作っている、証憑画像・PDFから日付、金額、インボイス番号などを抽出してデータに変換していくアプリ。お正月休みにこんな感じかなと、UIも作ってみました。サーバとクライアント間でのデータの受け渡しとか、概念が理解できておらず「???」となって、やりたいことはそれほど難しくないのに、スクリプトを書いている時より結構悩むことも多かったような・・・。やっぱり基本的なところを一度勉強した方が...
View Article弥生会計インポート形式の仕訳データを出力できるようにしてみました
前回の「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」の続き・・・。今回は弥生会計にインポートできる仕訳データを出力できるようにしてみました。証憑画像などを自動でデータ化して、日付など仕訳に変換する部分をフィルタで絞り込んだ状態で「弥生会計仕訳出力」ボタンを押すと、こんな感じで、弥生会計にインポートできるCSV形式の仕訳データが出力されます。税率が混在している場合は振替伝票にしたり、「課対仕入込軽減8%適格...
View Articleきっと使い物になる予感・・・
また前回からの「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」の続き・・・。とりあえず形はできたので、早速実際使い物になるかどうか、あるお客様に人柱をご協力をお願いして実務に使ってみることに。まずお客様に証憑保存のため、Googleドライブにフォルダを作成していただき、会計事務所と共有の設定をしていただきます。そのあとScanSnapから、スキャンしたらそのフォルダに証憑画像(JPEGかPDF)が保管される...
View Articleお試し版を公開してみました
前回に引き続き、GASで作った「証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ」。とりあえずどなたでも使っていただけるよう、お試し版を作って公開してみました。下記のリンク先を開くと、証憑をアップロードして、OCRをかけてデータ化して、弥生会計の仕訳を出力する機能を体験していただけます。→証憑スキャナ保存&自動仕訳作成アプリ(お試し版)実際に実務に使うものは、ScanSnapからダイレクトにGoogleドライブ...
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