6月ぐらいから仕事の合間にぼちぼちと作っていた、電子帳簿保存法の電子取引データ保存義務に対応するための、エクセルでの電子取引データ保存シート。
とりあえずなんとか形になったかなという感じになったので、事務所のHPで公開してみました。
→このエクセルファイルはこちらのページからダウンロードできます
PDFファイルのテキストから、自動で「取引日付」「金額」「取引先名」を抽出します
このエクセルシートですが、電子取引データであるPDFファイルをドラッグアンドドロップするだけで、PDFファイルからテキスト情報を抽出し、
その中から「取引日付」「金額」「取引先名」を自動で抽出するようになっています。
抽出した「取引日付」「金額」「取引先名」から、検索可能な索引簿を作成します。
抽出したデータをそのままか、誤りがある場合には修正したのち登録ボタンを押すと、電子帳簿保存法に定められた検索要件を満たす索引簿に記録するようになっています。
またおまけで、PDFデータについてはファイル名を「取引日付_金額_取引先名」にリネームして、指定のフォルダに保存するようになっています。
まあ義務化されるのは令和6年1月からなので、それまでにいろいろ試してみて改善点なども出てくるような気がしますが、クラウドサービスなどを使うと料金もそれなりにかかるでしょうし、お金をかけずにこの電子取引データの保存義務化に対応するには、こんな感じでエクセルの索引簿で対応することになるんでしょうかねえ。
重版になりました!
私の著書「3日でマスター! 個人事業主・フリーランスのための会計ソフトでらくらく青色申告」ですが、この度重版になるとのご連絡をいただきました。
初版から数えると18回目の重版。これも皆様のおかげです。本当にありがとうございますm(_ _)m。重版にあたって追加しないとダメなのは、電子帳簿保存法への対応と、インボイス制度の説明ですね・・・。
この本は15年前、税理士登録したばかりの頃に経験した記帳指導の経験を基に書いたものなのですが、
kobarin.hatenablog.com
そのころは書類ベースの業務が中心で、パソコンを使って会計ソフトで記帳でさえも当たり前ではなかったのですよね。
スマホを買ったのは12年前で、
kobarin.hatenablog.com
それ以前のまだガラケーだったころと比べると、税理士の仕事の景色も大分変わってきたような気がします。
そういう私も税理士になったのは31歳ですが、いつの間にか50歳が目の前になってしまいました。あと15年ぐらいは仕事をしないとダメでしょうけど、世の中の変化についていけるのかしら・・・?