前回の日記でも書いた、新制度での所得拡大促進税制による税額控除の話。
幸い(?)今までは適用できる機会がなかったのですが、今回適用できそうなケースが出てきたので、エクセルでの計算シートを作ってみました。
従業員について、雇用保険被保険者、継続雇用制度対象者の情報を入力し、継続雇用者の給与と月別支給人数を確認し、
別表6(20)に転記する基礎数字を自動計算できるようにしてみました。
→このエクセルファイルは、こちらのページからダウンロードできます
新制度での所得拡大促進税制は、以下の3要件を満たすことが条件ですが、面倒なのは3番目の要件の「平均給与等支給額」の対象者を「継続雇用者」に該当するものだけに限ってしまったことですよね。
- 給与等支給額が基準事業年度の給与等支給額と比較して一定割合(適用年度ごとに異なる)以上増加していること
- 給与等支給額が前事業年度の給与等支給額を下回らないこと
- 平均給与等支給額が前事業年度の平均給与等支給額を超えていること
この継続雇用者に対する平均給与等支給額、本当にきちんと集計することができるんですかねえ?
学生時代の同級生の税理士さんは、お客さんに集計してもらうということだったのですが、やっぱりそれが一番いいのかも・・・。