前の日記でも書いた所得拡大促進税制と人材確保等促進税制。すき間時間にエクセルの計算シートを作成してみています。
二つの制度の計算を同じ計算シートで同時にできればと思っていたのですが、とりあえずそれぞれに分けて作成することに。
中小企業向けの「所得拡大促進税制」の計算シートはあっさり出来たのですが、全ての企業が使える「人材確保等促進税制」はちょっと集計が面倒ですよね。
以下の人材確保等促進税制の別表にあるように、
前年度と当年度の「国内雇用者の給与等」、「うち国内新規雇用者の給与等」、「さらにそのうち一般被保険者の給与等」を集計した上で、それぞれの給与補填金額や雇用安定助成金額を集計する必要があるのですが、やっぱり曲者は新規雇用者給与等支給額です。
新規雇用者給与等の範囲は以下の通りなのですが、前々期の新規雇用者への給与までが集計対象になるので、入社日の確認が大事になりますが同時に面倒な作業になりそうな予感がします。
前々期までの入社日が必要ってことは、結局前前々期ぐらいまでの入社日まで確認必要ってことですよね・・・。
前期と当期の雇用開始月については、給与額の入力内容から給与支払開始月を自動で取得できるようにしたのですが、前々期については無理なので、自動判定させた後手作業で修正する形にしています。
こうやって作成した従業員情報を基に給与を集計して、別表に転記するのがやっぱり一番簡単かなあ・・・?
私の事務所の場合そもそも大法人がほとんどないので、所得拡大促進税制だけで大体事足りるような気がしますが、中小企業でも「所得拡大促進税制は×だったけど、人材確保等促進税制は微妙に使えそう・・・」みたいなケースの可能性もゼロではないですし、やっぱり同時に二つの制度を計算させる方がいいですよねえ。
もうちょっと頑張って見ようと思います。