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Channel: 夢見る税理士の独立開業繁盛記
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一から作り直す方がかんたんな場合も

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以前の日記で書いた平成30年4月以降開始事業年度に対応する、エクセルの所得拡大促進税制の計算シート。
空き時間にボチボチと作っているのですが、計算方法がそれまでのものとかなり変わるので、最初から作り直しています。


給与計算ソフトから吐き出したデータをそのまま貼り付けられるように、従業員情報と給与金額の入力シートを一枚にしてみたのですが、その際に前のバージョンを自分で使って気づいたことや、使用者の方からいただいたご意見もちょこちょこっと反映させています。
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例えば従業員情報の場合、役員や特殊関係者はそもそも入力しなかったり、国外の勤務者や継続雇用制度の対象者はほとんど該当する人がいなかったりするので、非該当や該当を自動で一括入力する機能をつけてみました。
左端のボタンを押すと、名前を入力した人全員に一律に該当・非該当が入力されます。

所得拡大促進税制計算シートの従業員情報
他にも従業員の名前を入れ替えた場合に、今まで入力されていた情報が自動でクリアされるようになっています。


あと給与額を入力する欄は、賞与を3回以上入力できるようにしたいといった意見や、助成金などの控除額を入力する欄が欲しいというご意見があったので、その欄を追加しています。
f:id:kobarin:20180827063735j:plain


一度作成したマクロに機能を追加する場合、最初から作るより簡単そうに思えるのですが、実際は前の機能と整合性が取れているかのチェックとか思いがけないところで発生するバグの確認とかで、最初から作るより面倒だったりすることもあるのですよね。
プロは後で機能を追加することなども考えて最初からメンテナンスしやすく作っているのでしょうけど、私のような素人が半分趣味で作る場合には結構行き当たりばったりなので、後から変更するのが地味に大変だったりします。
私の事務所のHPで公開している「給与・賞与・年末調整自動計算シート」も、機能を追加追加でツギハギで作成してしまったので、今年のように年末調整の計算が結構変わった場合にはメンテナンスが大変なのですよねえ…。
データベース型のソフトに一から作り直した方がいいかなと思いながら、未だ手つかずです。


※最近Pythonの勉強と中学生以来の電子工作を始めたいなと、Raspberry Piを買おうか思案中。(中学生のころははんだ付けが絶望的に下手でしたが、今は便利なブレッドボードがあるし)

ただRaspberry Piを使って、具体的に何かしたいってことはないのですよねえ。
ExcelのマクロやVBAは「仕事楽に早く終わらせて、定時で早く帰りたい!」というのが、強力な勉強のモチベーションになったような気がしますが、こういうモチベーションがないと勉強続かないかなあ・・・。

神戸市東灘区御影の会計事務所 小林敬幸税理士事務所です


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