東京の税理士さんから、某会計ソフトメーカーさんが提供している「原票会計」というシステムを使って、レシートから自動で仕訳を作成した後、その仕訳を弥生会計に取り込みたいのでいい方法はないですかという質問をいただくことがありました。
他の会計ソフトの仕訳日記帳を弥生会計に取り込むのはそれほど難しくありませんが、そもそも別のシステムをかまさないでも、本家本元の弥生会計で無料で同じようなことはできないのでしょうか?
ちょうど先月、ScanSnap Cloudと弥生会計が連携したというお知らせが来ていたので、ちょっと試してみました。
ScanSnap Cloudは無料ながら、パソコンを立ち上げなくてもスキャナだけで、スキャンしたデータをDropBoxやOneDriveなどのクラウドストレージに保存してくれる素晴らしいソフトです。
さらに素晴らしいのが、普通の文書やレシートなどを自動で判断して、それぞれ分別して保存してくれたり、連携ソフトにアップしてくれるところです。
今回はレシートを、自動的に弥生にアップするよう設定してみました。
とりあえず自分の手元のレシートを10枚ほどスキャンしてみたのですが、
金額は100%認識できているんですよね・・・。ちょっとびっくり。
1件だけ日付が認識できていなかったですが、それでも実用に耐えるレベルのような気がします。
今度自分自身の帳簿で、一度試してみようかな・・・。
弥生のOCRの精度もさることながら、このScanSnap Cloudもお客様と連携できれば、お金をかけることなく会計事務所の業務に役立てることができそうな気がしますね。
レシートを自動でより分けてPDFにして保存してくれるので、例えばDropBoxにお客様との共有フォルダを作成しておいて、お客さんはScanSnapの電源さえ入れておけば、パソコンを立ち上げることなく適宜レシートをスキャンして自動的に共有フォルダにレシートのデータを保存し、会計事務所はそのデータを弥生会計にOCRで読み込ませて、自動的に仕訳を作成していく・・・。
会計事務所のみ弥生のサポートに入っていれば、会計事務所側でOCRして仕訳にできるので、ほぼ無料で同じようなことができそうな気がします(*^^*)。